黄金の刻~服部金太郎物語~ Blu-ray BOX 西島秀俊 松嶋菜々子 山本耕史
『黄金の刻〜服部金太郎物語〜』(おうごんのとき はっとりきんたろうものがたり)のタイトルで、2024年3月30日にテレビ朝日系列で放送された。主演は西島秀俊。
昭和7年。「服部時計店」の本社では、社長・服部金太郎(西島秀俊)、妻のまん(松嶋菜々子)らが集まり、金太郎の古希のお祝いの準備が進められていた。その会に出席する岩倉善路(濱田岳)と金太郎が出会った過去が回想される――。
明治7年。洋品雑貨問屋「辻屋」の丁稚である服部金太郎(水上恒司)は、同じく丁稚の善路らと仕事に邁進。金太郎の真面目な姿を見ていた社長・辻粂吉(船越英一郎)から信頼され、娘の辻浪子(吉川愛)が通う長唄教室の迎えを任されるなどしていた。いつしか、金太郎と浪子の間には幼い恋心が芽生えていた。粂吉からも浪子の婿になって、いずれ「辻屋」を継いでほしいという有難い提案を受ける。その時、金太郎が出した答えとは…?
とある事件を機に、時計商への道を歩み始めた金太郎だったが、ついに明治11年、自宅に「服部時計修繕店」を構えることに。丁寧な作業が評判になり、3年後には「服部時計店」を創業するまでに成長。そこで時計の修理依頼に訪れ、後に妻となるまんと運命の出会いを果たす。そんな順風満帆の金太郎に思いもよらぬ災いが降りかかり…!?
徐々に店も繁盛し、輸入会社「ブルウル兄弟商会」の吉邨英恭(髙嶋政伸)からの申し出で、金太郎は海外製の無地の懐中時計を仕入れた。その懐中時計に日本で美しい彫り施すことを画策するが、職人探しは難航する。久しぶりに善路と再会し、善路が協力を申し出るも、金太郎は拒否。善路はショックを受け、金太郎と仲違いしてしまう。
その後、金太郎は風変りな職人だが確かな腕を持つ????川鶴彦(山本耕史)と出会い、国内初の腕時計の製作を目指す。同じころ、金太郎へ恨みを持つ善路は、スイス人の時計商・アズナブールと組み、金太郎の商売の邪魔をするべく暗躍することに――。金太郎は、自身が惚れた職人や従業員の技術、人柄を信じて困難を乗り越え、順調に事業を拡大していく。だが、大正12年…関東大震災が未曽有の被害をもたらした。あまりの惨状にさすがの金太郎も無気力状態になり、社員を一時解雇するまでに…。そんな金太郎を再び立ち上がらせた、妻の言葉とは…!?
現在、あたりまえとなっている《正確な時間》の重要性に気づき、日本を代表する稀代の起業家となった服部金太郎。彼がどのような試練を乗り越えて「東洋の時計王」と呼ばれるまでになったのか――?
<キャスト>
西島秀俊
水上恒司
松嶋菜々子
山本耕史
濱田岳
高島礼子
吉川愛
髙嶋政伸
船越英一郎
<スタッフ>
原作 - 楡周平『黄金の刻 小説 服部金太郎』(集英社文庫刊)
脚本 - 髙橋泉
脚本協力 - 長谷川徹
演出 - 豊島圭介
音楽 - 江﨑文武
主題歌 - MISIA「ゆびきりげんまん」(Sony Music Labels)[14]
時代考証 - 天野隆子
美術協力 - 東宝映像美術、東京美工、東映東京撮影所、高津装飾美術、トランスフォーマー
制作協力 - KADOKAWA
制作著作 - テレビ朝日
<ストーリー>
国産初の腕時計を作り上げ《東洋の時計王》と呼ばれた服部金太郎(西島秀俊)の一代記!明治時代。若き金太郎(水上恒司)は洋品店の丁稚から時計商へ転身。やがて独立し「服部時計店」として行列ができるまでに成長させるも、予期せぬ事態に見舞われて…?現在、あたりまえとなっている《正確な時間》の重要性に気づき、時計商を目指した金太郎の愛と試練の物語!